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【2024年05月19日23:42 】 |
ダンス映画『ダンサー』

 

1987年に公開された映画『ダンサー』についてお話します。


・ ストーリーは・・・


ABTとおぼしきバレエ団がイタリアで、トニー(バリシニコフ)の演出・主演による『ジゼル』公演の準備をしています。

トニーはこれまで何人もの女性ダンサーに手を出してきた生粋のプレイボーイです。そしてなんと、彼のお気に入りになったバレリーナは、過去、必ずと言っていいほど、主役が得られるのでした。ジゼル役のフランチェスカ(フェリ)は非常にドライでクールな年頃の娘で、トニーとベッドをともにしているが、別にトニーのことを深く愛しているわけではありません。

ナディーヌ(ブラウン)は、かつてトニーと付き合っていたが、棄てられ、今は中堅ダンサーとして『ジゼル』ではミルタを踊っています。そこへ新入りのリサが、アメリカからやってきます。さっそくトニーは彼女に目を付け、接近します。リサは純真な少女で、トニーの愛をすぐに受け入れますが、相手の本性を知って絶望します。

トニーの演出する『ジゼル』をみて、我が身をジゼルの運命に重ねます。しかし、若さのおかげで立ち直ります。


ストーリーがつまらなく、映画としては二流、三流ですが、ジュリー・ケントが眩いばかりに可愛いです。

当時、ABTに入団したばかりであり、女優顔負けに美しいです。映画でスターになったダンサーが、その後、本業で大した仕事をしなくなる、という例も多々見られる様ですが、彼女はその後、ABTのプリンシパルになりました。

劇中のバレエとしてバリシニコフとフェリの『ジゼル』をたっぷり見ることができます。第二幕後半は二度も映されます。

 

 

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【2007年12月09日10:00 】 | ダンス | コメント(0) | トラックバック()
イスラエルのフォークダンスについて

 

フォークダンスのマイム・マイムは皆さんもよくご存知でしょう。この曲は、オクラホマ・ミキサーやジェンカと並んで、フォークダンス曲として必ず踊る曲です。では、マイム・マイムが、実はイスラエル民謡だと知っている人はどのくらいいらっしゃるでしょう?CD(昔はレコード)のジャケットに小さく「イスラエル民謡」と書かれてあることに気づかれた方もいらっしゃるでしょう。でも、歌詞の意味をご存じの方はどのくらいいらっしゃいますか?特に、最後の部分の、「……マイム・マイム・マイム・マイム・マイム・ベッサンソン♪」という所の意味をご存知ですか?

マイムとは、ヘブライ語で水のことです。ですから、「マイム・マイム・マイム・マイム・マイム♪」とは、「水・水・水・水・水♪」という意味になります。そして、最後のベッサンソンの意味は喜びをもってという意味です。よって、「……マイム・マイム・マイム・マイム・マイム・ベッサンソン♪」は「水・水・水・水・水(が出て)嬉しいな♪」になります。

パレスチナは乾燥地帯なので、日本のようにあちこちに河川や湖沼がある訳ではないので水は大切です。飲み水は専ら井戸かオアシスに頼らざるを得ないわけです。だから、この歌詞の水とは、井戸水のことです。
イスラエルの踊りは実は何千年というすごく長く深いユダヤの歴史ともかかわっています。だから、イスラエルの踊りはレクリエーション・ダンスだけというわけではないのです。

イスラエル人は偏見もたれることが多いです。ユダヤ人だから頭がいい、金持ち、世界制覇をもくろむ侵略主義、アラブの敵などと言われ、つらい過去をもっています。しかし、本当は、ごく普通の方で平和を望んでいます。

そういった気持ちが、イスラエル民謡として伝えられてきたのかもしれません。


【2007年10月13日02:32 】 | ダンス | コメント(0) | トラックバック()
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